ロンドン在住ヴァイオリニスト・小町碧が様々な音楽活動をはじめ、英国の音楽や作曲家のエピソード等を連載。

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国際的なディーリアス

大英図書館・The British Library  http://www.bl.uk/
 
先日、ロンドンの大英図書館にて行われたシンポジウムに参加させて頂きました。
テーマは、「ディーリアス、現代主義と土地の音(Delius, Modernism and the Sound of Place) 」。
オクスフォード大学と大英図書館の共同のプロジェクトで、アメリカ、オーストラリアの大学からも教授がお越しになり、研究テーマのディスカッションが行われました。
アカデミックなシンポジウムに参加したのは今回が初めてで、なるほど、ディーリアスの音楽はこんな解釈の仕方もあったのか、と目から鱗!
 
ディーリアスは、Vol.2 でご紹介した、イギリスの作曲家。
とは言っても、最もイギリス人らしくない、作曲家かもしれません。
彼が残した足跡は、アメリカ、ドイツ、ノルウェー、フランスにあり、生涯の大半をイギリス国外で過ごしました。そしてディーリアスの音楽は、彼が歩んできた道から眺めた景色、触れた空気、全てを反映しています。
 
だからこそ、この様なシンポジウムが開かれるときは、イギリス国外の専門家もお越しになり、彼等との意見交換はイギリスのディーリアン(ディーリアスのファン)にとっても、重要な機会なのです。
 
「もしディーリアスが、日本へ行っていたら、彼はどの様なリアクションをとったと思いますか?」と、ある教授からの質問。
 
「それはもちろん、日本の文化、風景、全てを吸収し、彼の音楽の一部となっていたことでしょう」と、私はなぜか反射的に断言していました。(いや、後から考えてみると、好き嫌いが激しすぎて、もしかしたら受け付けなかったかもしれない・・・)
 
しかし、あの瞑想的でノスタルジックなメロディーは、どこか日本の心と共鳴し合えるところがあると思います。教授陣は、喜んで賛同してくれたので、とりあえず、良かったことにしましょう!
 
ディーリアスを聴いたことがない方は、是非一度聴いてみてくださいね!

ディーリアス、ノルウェーの頂にて

ヴァイオリン・ソナタ「遺作」と交響詩「頂にて(Paa Vidderne)」

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ディーリアスが眺めた夕暮れ

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